パパママバイバイ [Tristeza não tem fim]
練習等で横浜へ向かうとき、ときどき節約して高速バスを使います。東名江田で降りて地下鉄・東急あざみ野駅まで住宅街を歩きますが、約31年前の米軍機墜落事故は、まさにそのすぐ近くで起こったということを改めて知りました。
1977年9月27日の午後一時過ぎ、厚木基地から飛び立ったF-4ファントム戦術偵察機が横浜市緑区荏田町(現在の青葉区荏田北)に墜落し、五棟の家屋が全半焼するなど、九人の死傷者が出ました。当時小学4年生だった私は新聞で事件を知り、愕然としたのを覚えています。
その数年後、重傷を負って治療を続けていらした女性が亡くなられたことを知りました。この事故で幼いお子さん2人を亡くされ、ご自身も火傷の治療に長期間苦しまれたそうです。
本件についていろんな見解があるようですが、この墜落事故は戦後と呼ばれている時代に民間人を巻き込んで起こってしまった「現実」です。どういう考え方であれ、まずは「自分の家族にこのようなことが起こったとしたら」と考えてみて下さい。
先日も浜松基地の航空ショーが開催され、米軍機等も訪れて爆音が響いていましたが、私の心に浮かぶのは、30年以上前のこの事故です。私達は「偽りの平和」の中に浸っていろんな出来事を忘れていますが、風化させてはならないことがあります。
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