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余命宣告乗り越えたい 「余命ゼロ日」後のライブを企画 [Life]



「余命1年」と、医師から告げられた女性が、「余命ゼロ日」の後にライブを企画している。目指すステージは6月11日。「生きている限り、やりたいことが出てくる。余命宣告のその日を越えて生きる」。女性のネットでの書き込みに共感した人たちが、運営や共演を申し出るなど支援の輪が広がっている。

 ライブを企画しているのは東京都清瀬市の小林由佳さん(26)。先天性胆道閉鎖症で、現在は肝臓に加え、肺の機能も低下。肺が肝臓移植手術に耐えられる状態ではなく、昨年6月4日に「余命1年」を告げられた。

 歌手にあこがれて20歳の時、奈良から上京。働きながら音楽スクールへ通い、昨年2月に自費制作ながら初めてCDアルバムを全国発売。「これから」と意気込んだ矢先の5月に倒れた。何も手につかず、家にこもった。「吹っ切れた」のは、11月下旬に入院した時。「肺に効くかもしれない薬がある」と言われ期待したが、薬が合わず、結局、投与できなかった。

 限られた「残り半年」の時間。「やれる最大限のことをしたい」と気持ちを切り替えた。歌を大勢の人に聴いてもらいたいとライブを思い立ち、ネットの日記に書いたところ、読んだ人たちから運営の手伝いや共演などの申し出が相次いだ。そして6月11日、東京都西東京市のホールでのライブが決まった。

 プロレスラーのミスター・ポーゴ=本名・関川哲夫=さん(58)は、友人からこの話を聞いた。キャリア30年以上の悪役レスラーで、米国でも活躍した。腰やひざを痛め、引退を考え始めていたが、「おれは何を甘えていたんだ」。勇気づけられ、トレーニングを再開した。友人やファンにも応援を呼びかけている。
(以上記事より抜粋)



明日をも知れない命。でも、やるべきことがある。

「どれだけ生きる」ではなく、その一瞬一瞬を「どう生きる」か。

言い訳を並べて諦めそうになったら、彼女の生き方を思い出そう。


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1/1 用宗漁港で Samba [Samba演奏]

本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、元日から早くも遊びほうけてしまいました。

昨年5/5の記事で静岡サンバカーニバルについて記しましたが、横浜のサウーヂの「ゆうこりん」が、パレード終了後にたまたま飲み屋で知り合った、用宗漁港の漁師さんと意気投合し、「元日に漁港で宴会をやるので、遊びに来て!」と誘われました。そして、約8ヶ月経った2010年元日、サンバチームのリベルダージ、サウーヂ、エスコーラ・ジ・サンバ・ハママツから集まった有志メンバーで楽器を携えてお邪魔しました。

おでん、お刺身、かき揚げ etc. を振る舞って頂き、腹ごしらえも出来たところで、例によってサンバ演奏です。バッカーダ、パゴーヂと散々うるさくさせて頂きました。皆さんも踊ったり楽器を叩いて下さり、おおいに盛り上がりました。
ただ、私は寒さのあまり Cavaco(ブラジルの弦楽器)を弾く手がかじかんでしまい、弦を押さえる指先の痛みを堪えつつ(ToT) 伴奏に徹しておりました。普段の静岡では体験したことのないほどの寒さでしたが、日本海側はもっと大変だったようですね。

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その上なんと、漁船「興英丸」に乗せて頂き、湾内をクルージングしながら船上でバッカーダという貴重な体験をさせて頂きました(下記映像)。大漁祈願としても、こんなことは前代未聞でしょうね。^^;



こんなにやりたい放題させて頂きましたが、「来年も是非来てね!」と言って頂けました。

皆様ありがとうございました!寒かったですが、楽しかったです。
今年もこんな調子で音楽を楽しめればと思っています。


タグ:サンバ
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オタマトーン(明和電機製) [Instruments]

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今年最後の衝動買い、オタマトーンです。

一言で言うとシンセサイザーですね。

ネックにはリボンコントローラー(感圧センサー)が埋め込まれており、触ると位置に応じたピッチで発音します。昔、Emerson Lake & Palmer (EL&P) のキース・エマーソンがステージで使っていましたが、ほぼあれの縮小版ですね。

特筆すべき点は、音量や音の明るさは電気的に調整するのではなくスピーカーを内蔵した頭部(?)を左右から押して口の開き加減で調節するという、言わば物理的フィルターを備えていることです。


明和電機代表取締役が自らデモっています。





で、先にも書きましたがこのルーツとでも言うべきものは、これですね(MOOG製リボンコントローラー)。「展覧会の絵」の途中でキース・エマーソンが振り回して大暴れしています。'92の来日公演では、一瞬ですが先から炎が出ていました。





鍵盤やギターのフレットのような明確な音高指定手段ではないので音階をきれいに奏でるのはかなり難しいのですが、その辺も含め、先ずは楽しんじゃいましょう。テルミンほど難しくはないですよ。


オタマトーン(ホワイト)

オタマトーン(ホワイト)

  • 出版社/メーカー: キューブ
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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日航、静岡空港より撤退 [News]



今年の6/7の記事で静岡空港の強引な開港についての疑問を記しましたが、開港1年を待たずして早くも日航が撤退を表明しました。経営再建という事情もありますが、搭乗率保証で物議を醸した福岡便は、結局目標の月間搭乗率70%に達することは一度も無かったそうです。
これについて、川勝平太・静岡県知事は「一方的な運休の通知だ」として保証金を支払わない考えを表明しています。

尚、福岡便は静岡県を拠点にする航空会社フジドリームエアラインズが4月から引き継ぐ準備を進めていますが、依然として厳しい状況が続くのは必至です。


やがて廃港が現実のものとして実感されるその前に、その後の活用法を真剣に検討しておくべきです(これは冗談ではありません)。
背負わされるのは次の世代なのですから。



先々のことをちゃんと見通しも立てず、希望的観測で無駄なものを建てるだけ建てる。

もう、やめにしないか。

そんなことより、やるべきことはもっとある。


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Pure (「二十歳の約束」テーマ曲) / 小室哲哉 [Popular Music]

冬の夜によく聴く曲を続けます。
'92のドラマ「二十歳の約束」のテーマ曲、「Pure 」です。

素朴なメロディも良いのですが、なんと言っても「世界遺産」のテーマ曲で知られる鳥山雄司氏のギターが最大の魅力です。

小室哲哉氏は TM Network の Get Wild でブレイクするまでは渡辺美里へ提供した My Revolution 等、印象深いメロディで定評がありました。その後ヒットメーカーとして粗製濫造を重ね、それまでのファンを失望させましたが、この曲はまだそのタイトル通りの Pure さが残っていた気がします。


こちらはCDのオリジナル版。1:57〜2:34でパット・メセニー風のイカしたソロが聴けますので、鳥山氏は恐らくギターシンセサイザー(Roland GR ?)も使用していたようです。



こちらはTV(ミュージックステーション)。
鳥山氏も参加されていますので、やはり彼無しでは有り得ない曲だったのでしょう。


その後の小室氏は皆さんご存知の通りですが、iTunes store で聴ける Far Eastern Wind シリーズ等、良質な音楽も作り続けています。

いつか、再起するその日まで...

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Wish you were here(あなたがここにいてほしい) / Pink Floyd (再掲) [Progressive Rock]



Wish You Were Here

Wish You Were Here

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


#2007/12/20 の記事に加筆、修正して再掲させて頂きます。

寒い冬の夜に聴くのにふさわしいアルバムです。

ピンクフロイドといえばビルボードのチャートイン最長記録でギネスブックにも載っている化け物アルバム『狂気 (原題:Dark Side of the Moon) 』が有名ですが、個人的には『Wish you were here』 の方が好きです。収録曲の Shine On You Crazy Diamond (Parts I - IX) は長い曲ではありますが、メロディアスで親しみ易いです。

元メンバーのシド・バレットに捧げられたとも、実はそれだけではないとも諸説ありますが、私はこれを聴くと「ライ麦畑で捕まえて」の主人公、ホールデンを思わずには居られません。原作者サリンジャーは映像化の許可を出さないようですが、もし映像化が可能なら、音楽はこの曲をはじめ、ピンクフロイドしか有り得無いと思います。

 

初めて聴いたそのとき、夜の闇の中に深々と降り積もる雪と、ロウソクの炎が目に浮かびました。リック・ライトが弾くソリーナ・ストリング・アンサンブルの冷たい音と Oberheim(オーバーハイム)の柔らかなシンセソロは、まさに雪のイメージなのです。それまで音楽雑誌で Oberheim の音について書かれた記事をいくつも読んで頭の中で想像していましたが、その音が、まさにこの曲の中で聴ける音と同じだったのです(単なる偶然ですが)。Moog(モーグ)とも Arp(アープ)とも違う、独特の穏やかな音色が心に染みます。

そしてデヴィッド・ギルモアが弾くブルージーなギターソロと、下の映像では1分46秒辺りから聴ける4音フレーズ、これを聴くと凍り付いてしまいそうになります。


嘗てホッピー神山氏がキーボードマガジンに「どう聴いてもただのブルースだが、彼らが演奏するとただの曲ではなくなる」と書いていたと記憶しています。何が違うのか説明出来ませんが、とにかく他の何者とも違うのです。


タグ:Pink Floyd
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還暦ランナー、福岡国際マラソンを2時間40分で [Run Like Hell]



以前も書きましたが、ここ暫く毎週土曜日は近所の湖の周りを2, 3周しております。
先週末、「たまには20km以上走ってみよう」と思い2時間以上走ってみましたが、燃料切れでまともに走れなくなり25kmで止めました。

今の体力では水の補給だけではこんな辺りが限界のようで、ぼちぼち走行中の補食の工夫もしなくてはと考えつつあります。ともあれ、フルマラソン復帰にはまだまだです。


それにしてもこの記事の方、還暦で且つ走行距離は毎日30kmとは。@.@:

....恐れ入りました。



タグ:マラソン
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アザナエル(再掲) [あの歌が思い出せない]

#以前書いた記事に加筆、修正してあります。

冬の夜に聴く曲を続けます。
筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏と三柴理(みしばさとし)氏が中心となって活動していたバンド ”特撮” の「アザナエル」です。
これは特撮の中でも極めて異色な一曲です。

作詞は大槻氏、作曲はギターのNARASAKI氏で(尚、この曲だけは大槻氏ではなくNARASAKI氏が歌っていました)、三柴氏の穏やかなピアノが印象的です。初期の筋肉少女帯まで遡っても、これほど美しい曲と歌詞は無かったのでは、と感じるほどです。ともすれば、大槻氏の作品として最高傑作かも知れません。

最近ふと思ったのですが、歌のバックに流れるアコースティックギターとメロトロンが、先に書いたキング・クリムゾンの Fallen Angel を意識したアレンジのような気がしてきました。


尚、「あざなう」は、「糾う」と書き、goo辞書によると 「撚(よ)り合わせる、縄などをなう」という意味です。

アルバム『ヌイグルマー』と、大槻氏のソロアルバム『ミッドナイト・プラグレス・カフェ』に収録されています。




ヌイグルマー

ヌイグルマー

  • アーティスト: 特撮,大槻ケンヂ,BAKI,メーテル,BABY,アルバート・ケテルビー
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/12/10
  • メディア: CD


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Fallen Angel / King Crimson(再掲) [Progressive Rock]

寒くなってきましたね。
冬になるとよく聴く曲、キング・クリムゾンの Fallen Angel について。

キング・クリムゾンと言えば、難解な歌詞と複雑なリズムといった印象が強いですが、中には非常にメロディアスで親しみ易いものもあります。この 「Red」 というアルバムは 1曲目の Red がまさに暗黒世界とでもいうべきヘビーなインストで(途方も無く落ち込んだ時には下手に励ます曲よりも、こういうのが聴きたくなる ^^;)、メタル兄ちゃんも裸足で逃げ出しそうなほど凄まじい曲ですが、2曲目の Fallen Angel は一転して穏やかな歌ものになります。

都会の冬の情景が目に浮かぶ歌と、叙情的なオーボエ、控えめなアコギとメロトロン、そして切り込んで来るヘビーなギターとトランペット etc. 決して真夏の昼間にはありえない、冬の寒い夜にしか聴けない曲です。

歌詞は弟の死への嘆き、やり場の無い想いを綴った内容ですので、ついつい「ライ麦畑でつかまえて」の主人公ホールデン・コールフィールドがニューヨークの街を凍えるように彷徨い歩いている光景が目に浮かんでしまいます。

この曲が発表された'74年、キング・クリムゾンは解散しており、再結成後も一度もライブでは演奏していないのではと思われます。当時BassとVocal を担当していたジョン・ウェットンは、ソロ・ライブでも時々キング・クリムゾンの曲を取り上げていますが、Fallen Angel を歌ったという話は聞いたことがありません。

出来れば一度、生演奏で聴いてみたいです。




Red

Red

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Discipline
  • 発売日: 2009/10/20
  • メディア: CD



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EPO『AQUA NOME」アルバム発売記念コンサートツアー 浜松公演 [Popular Music]

11/7(土)、久しぶりに EPO のライブに行ってきました。

会場:浜松 space-K <浜松市常盤町 K-MIX 1F>
出演:EPO(VO) 笹子重治(G)渡辺亮(perc)秋元カヲル(G、バンジョー)
   岩原智(B,Tuba)江藤有希(Vin)

EPOと言えば、我々の世代では「DOWN TOWN」「う、ふ、ふ、ふ、」「音楽のような風」「12月のエイプリルフール」etc.が馴染み深い曲ですが、'90年代よりショーロクラブのギタリスト笹子重治さんのサポートを得て、商業音楽とは一線を画する精神性の高い音楽製作を続けています。

歌、楽曲のクオリティの高さもさることながら、歌詞に込められたメッセージがストレートに伝わってきます。うまく書けませんが、恐らく40代、50代以上、それこそ親の介護や更に自分の死を意識し始める年齢になって初めて判る世界観かも知れません。ライブを聴きに行って、涙が出て来たのは初めてでした。

勿論バックを勤めるメンバーもレコーディングに参加した淙々たる面々で、その演奏はこれ以上は望めないほどの高いクオリティです。我が Saude で浅草サンバカーニバルにもご参加されたこともある笹子重治さんや渡辺亮さんもいらっしゃるので、ブラジル音楽系の方も必聴のライブです。

ライブツアーは一区切りのようですが来年以降もこのコンセプトのライブを続けられるそうですので、お近くで機会が有れば是非お聴き下さい。

4年ほど前の映像です。




触り程度で短いですが、最新のライブの一部をとりあえず。


http://www.eponica.net/aquanome/



AQUA NOME

AQUA NOME

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: スリーディーシステム
  • 発売日: 2009/07/08
  • メディア: CD



タグ:EPO
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