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風が強く吹いている [Movie]

2つ前の記事で記した小説「風が強く吹いている」の映画版を観てきました。

11/1(日)は¥1,000で映画が見られる日ですので、近くのシネコンは凄まじく混雑していましたが、もっとも大半の人々は十代の女子で、恐らく「僕の初恋をキミに捧ぐ」「BALLAD-名もなき恋のうた-」辺りが目当てのようでした。「風が強く吹いている」は満席とまではいかず、おかげで落ち着いて観る事が出来ました。

とはいえ普段では考えられないほどのお客さんの入りで、しかも大半が女性。どうやらマラソン云々より主演の小出恵介、林遣都が目当てらしく、製作サイドの狙い通りといったところでしょうか。

ほぼ原作通りと言った時点でネタバレかも知れませんが、感じたまま記してみます。


果たしてどこまで原作に忠実に描かれるのか少し心配していましたが、細かい省略やデフォルメは有るものの基本的に大きく外すことなく、話は進みました。青竹荘のメンバーが悉くイケメンだったり、建物が古くても小綺麗だったりもしますが、そこは宣伝費のかかった全国同時封切の映画としての宿命でしょう。

風邪を圧して往路のアンカーとして出走し、区間を完走した後倒れた選手が実家の母と電話で話す場面等で、泣いている人が多かったのも印象に残りました。女性客が多かったせいもありますが、単なるスポ根映画に終わらないものが確かにありました。

欲を言えば、メンバーひとり一人の事情や心の動き等を、原作並みとまではいかないにしても、もっと深く描ければとも思いましたが、限られた時間ではこれが限界だったのかも知れません。その辺はTVドラマ化(?)に期待しましょう。

先の小説版について(良い意味で)有り得ないファンタジーと書きましたが、映画もまたファンタジーです。

....ですが、フィクションなのに、何故こんなに魂を揺さぶるのか。

言うまでもありませんが、主演、エキストラ(恐らく現役のランナー)は本気で走っています。昨今の映画はCGで何でも有りですが、これは代えが利きません。何よりも、撮影時以外にどれだけ多くの時間を走ってきたのか、彼らの体格、表情、走りが物語っています。


とある番組の中で、小出氏はこう語っていました。


  「走る演技なんて、出来ません。あれは本当に走っているんです」


演技以前に、何百という出演者の積み重ねた走りは真実なのです。


そして襷(たすき)をつなぐということ。

それはスポーツに限ったことではなく日常生活、仕事、家庭、友人、ひいては人生全てに当てはまることで、即ち人と人との信頼関係を象徴しているのです。

そのことに気付いたランナー達は、決して孤独ではない。


素直に良い映画だと感じました。


映画公式サイト:
http://www.kaze-movie.com/index_pc.html


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数年振りの通勤Run [Run Like Hell]

ここ1ヶ月間、毎週土曜の朝に近くの湖の外周(約7km x 2周)を走っております。まだ膝の故障を庇いつつのリハビリモードで、比較的ゆっくりのペースではありますが、少しずつ以前の感覚が蘇って来るのを実感しております。

ともあれフルマラソンに復帰するには、月間走行距離を200km以上にしなくてはなりませんので、走る機会を徐々に増やしていく必要があります。以前はどうしたかといいますと、やはり通勤ランでした。片道約13kmあり且つ起伏もあるので、ものぐさ者が平日に確実に長距離を走るにはこれに勝る手段はありませんでした。

もっとも会社に遅刻しては本末転倒なので、0時までに就寝し、遅くとも6時過ぎには起床、食事と身支度をすませ7時までに出発する必要がありますので、まず生活態度が厳しくなります。また野菜、豆腐、鶏肉(ささみ)を積極的に取る等、食生活も改善されます。
このように本気で走ろうとすると、健康状態を高めて維持する必要があり、その為に生活全般のいろんな事に気を付け始めるので、自然と総合的なパフォーマンスが高まる気がします。



そんなこんなで、膝の不安もありましたが、今日は思い切って通勤ランをしました。火曜日は会社にパン屋さんが来るので、弁当も持参せずに済むのも理由の一つです。

それと今日は一つ試したかったアイテムがありました。ワコールのサポートギア CW-Xレボリューションモデルです。 腰・股関節を安定させて重心や軸足のふらつきを低減するとともに、テーピングの原理で膝をサポートして着地時の衝撃を和らげるとのことで、定価¥16,800と高価ではありますが、故障を抱える身としてはこの上なく魅力的なスポーツウェアです。

もともとは故障への対策が本意であり、それほど劇的な効果は期待していなかったのですが、実際に走ってみた感覚は素晴らしいもので、腰痛、膝の痛みや違和感が全く出ず非常に軽やかに走ることが出来ました。
先日書いた シューズ NIKE LUNARGLIDE、NIKE+、iPod との相乗効果もあったのだと思いますが、ちょっと信じられないくらいで、今もちょっと興奮気味です。勿論アイテムのおかげだけでなく、リハビリのランニングやジム通いという下地もあってのことですが。

来週の火曜日も走れるかも... そんな自信が湧いてきました。

CW-Xに限らず、最近のスポーツ関連商品の進歩はめざましいものがあります。
故障を抱えたランナーの方々は、時にはトレーニング方法だけでなく靴やウェア、サポートギアの使い方も工夫してみてはいかがでしょうか。





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風が強く吹いている / 三浦しをん [Book]


風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: 文庫


致命的な故障でエリートランナーへの道を諦めたハイジと、ある事件から走る場を追われた天才ランナー・カケル。ハイジはカケルこそが、秘かに温めていた計画の切り札だと確信、壮大な夢への第一歩を踏み出す。それは同じ寮で共同生活を送る8人のメンバーと学生長距離界最大の華<箱根駅伝>出場を目指すこと――。(YouTubeより引用)


年に一度だけですが会社の有志でユルい駅伝に出たりもしており、その先輩の勧めで読んでみました。漫画化・映画化もされているので、もとからメディアミックスを意識した作品なのかと初めは穿った見方もしてしまいましたが、読み始めると、どんどん引き込まれていきました。

素人集団で箱根駅伝出場を目指し、そしてそれを実現させてしまう。現実にはありえない言わばファンタジーですが、そこに至るまでのプロセス、登場人物の葛藤や友情、描かれるひとつひとつが瑞々しく、それらの光景が目に浮かんできます。作者自身が大学の陸上部を何度も取材したためかフィクションながらもリアリティがあり、特に情景描写や心情の描き方が優れていて、女性らしい細やかな文章に作者の誠実さが現れています。
走る者の端くれとして、魂を揺さぶられる一冊です。


この作品全体に共通する世界観を端的に表していると思われる台詞が心に残っています。

「独りじゃタスキはつなげられないからなぁ... 」




原作に忠実かどうかはまだ判りませんが、恐らく映画も観てしまいそうです。


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10/11, 12「ブラジルの楽器や体で音出し」 [Samba演奏]

10/11(日)天竜壬生ホール、10/12(月)浜北文化センターにて浜松こども館主催のイベント「ブラジルの楽器や体で音出し」がありました。パーカッショニストの翁長巳酉(おながみどり)さんが講師をされ、私達「エスコーラ・ジ・サンバ・ハママツ」のメンバーがボランティアでお手伝いさせて頂きました。

対象は4歳~小学校低学年の子どもとその保護者の方々ですので、アンサンブル云々以前に、まず子供達に打楽器の楽しさを知ってもらうのが目的です。翁長さんの指示のもとで、リズムに合わせて身体を動かしたり、おもいっきり打楽器を叩いてもらってその音を体感してもらいました。

翁長さんは'80年代から国内でミュージシャンとして活動後、約12年間ブラジルで音楽活動され、帰国後はセッションライブや講師活動、現地の映像のDVD化等、パーカッションのエキスパートとして知られていますが、子供向けのレッスンにも熱心な方です。
今回も子供達は勿論、その親もうまく乗せて開場の雰囲気を徐々に高めて盛り上げていきました。流石です。

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最近、活動拠点を故郷の沖縄へ移されましたが、今までの活動に加え今年から浅草サンバカーニバルの審査員(!)を勤められたり、地元で新たに打楽器グループを編成したりと、ますます精力的に活動されています。

子供達ですが、中には始めから非常に品やかなフォームでスカーン!と良い音を出せる子も居て、「やっぱり先天的にセンスの良い子は居るんだなぁ...」と皆で暫し感心。
今回の子供達の中から、未来のパーカッショニストやサンビスタが現れるような、そんな手応えを感じた2日間でした。


それから11日はイベントの後、我々エスコーラ・ジ・サンバ・ハママツのメンバーに打楽器講座を開いて頂きました。楽器のチューニングや、スルドを叩く時の左手のミュートの仕方等、的確なアドバイスを頂きました。下記はヘピニキのチューニング指導中の1コマです。
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「タンボリンは回し打ちに拘らなくてよい。無理して弱い音になるくらいなら、回さずにシンプルなパターンでしっかり音を出すように!」

タンボリンは、カカラカ カカラカ ...と、このラのタイミングで左手を回して返しで打つのですが、これが難しくて音が弱くなりがちなのです。出来ないなら出来ないなりの叩き方を工夫して、バンドアンサンブルとしての鳴りを高めるようにする。長い経験に裏打ちされた言葉でした。

終わった後は皆でシュハスコをたらふく食べつつ、いろんなお話が出来ました。

皆様ありがとうございました。
本当にお疲れ様でした。 またいつか!

(参考)タンボリン演奏の例:
リオのサンバチームTijucaのタンボリン、回し打ちも軽やかにキメています。なかなかこうは行きません...


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The Tin Man Was a Dreamer(夢みる人) / Nicky Hopkins [Rock]

秋から冬にかけて聴くものについて。

先に記したShe's A Rainbow / THE ROLLING STONESでピアノを弾いていたニッキー・ホプキンス('94に他界)は、ストーンズだけでなくジェフ・ベックやビートルズetc.のレコーディングにも参加しスタジオミュージシャンとして輝かしい経歴を持っていましたが、ソロアルバムも何枚か残しています。

'73リリースのファースト「The Tin Man Was a Dreamer(夢みる人)」はジョージ・ハリスン、ミック・テイラーをはじめ豪華なメンバーが参加したアルバムです。ロックンロールからポップス、カントリー、ジャズetc. 様々な要素が盛り込まれ、且つ全編通してニッキーのピアノが中心となっており、彼の多才さが溢れています。

3曲目に収録の「EDWORD」はピアノとハモンドオルガンのユニゾンがイカしてます。
つい、「太陽にほえろ!」(音楽:大野克夫)の聞き込みや追跡のシーンを思い浮かべてしまうのは、私だけでしょうか?




The Tin Man Was a Dreamer

The Tin Man Was a Dreamer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 2004/05/04
  • メディア: CD



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Nike+ で再始動 [Run Like Hell]

ここ数年間は体調を崩しがちで、且つ花粉症で1〜6月つまり約半年は半病人状態とも言えるほど衰弱しておりますが、身体を動かせるうちに動かしておきたいと思い、一つ気合いを入れて走り直そうとしております。

以前はまだ花粉症の発症が5,6月に限られていたので、2001〜2004年はフルマラソンに出るために結構走り込んで毎年4月に小笠・掛川マラソン(現:掛川・新茶マラソン)に出たりもしておりましたが、年々発症時期が早まっており、今では年の前半は鼻水と目の痒みで走り込みどころではない状態で、だんだん長距離走から遠ざかってしまいました。耳鼻科からは毎年「だんだんスギの領域に近づいているね!(ニッコリ)」と言われる始末です。#嬉しそうに言うな〜! T_T

自律神経失調症、花粉症、変形性膝関節症、腰痛etc. と満身創痍ではありますが、悪循環を断ち切ることでそこそこの改善や症状の進行を遅らせることが出来るのではと考えております。

そこで今回は気持ちを新たにするべく、こんなのを買い揃えました。

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楽器と交通費(サンバの練習etc.)、そして靴(ランニング用)には結構な金額を投じてしまいますが、幸い私は酒・タバコ・賭け事はしないので、何とかなってしまいます。それに走る快感は、代えが利かないものですから...

元々iPod等で音楽を聴きながら走っておりましたが Nike+ は未購入でしたので今回遅まきながら購入し、以前から持っていた iPodNano と接続して、更に新しいシューズ、LUNARGLIDE+(ルナグライド+)にセンサーを仕込みました。
Nike+とは、シューズにセンサーを装着しiPod nanoに無線受信機を接続してランニングの距離やペースを計測し、更に音声のガイドを付けてくれたりするスポーツアシスタントシステムのことです。これで走行記録が残せるので、モチベーションがupするという訳です。

膝の違和感はまだ消えておりませんが、ここ暫く体調が良いので、今朝は佐鳴湖公園を軽いジョグで10kmほど走りました。
今回履いた Nike LUNARGLIDE+ は非常にクッション性が高く、膝・腰に故障を抱えたランナーには打ってつけの一品です。Nike+ の操作はまだ不慣れですが、とりあえず記録を残せたので満足しております。それに走りながら聴く曲のリストは以前から仕込んで使っていたので、気持ちよく走れました。天気も良く、風も穏やかで絶好のランニング日和でした。(写真は以前コース上で撮ったもので、今日のものではございません。_o_)
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そのうち週に1回のペースで通勤ランが出来ればと考えておりますが、帰りの登り坂が結構キツいんです、これが... 。ただ、2003、2004はこの通勤ランのお陰でフルマラソンを3時間50分台で完走出来ましたので、起伏のある長距離ランニングは最良のトレーニングと実感しており、なんとか復活したいところです。

ともあれ今は膝、年明けには花粉、フルマラソン再挑戦には課題山積です。


別にNikeの回し者ではございません(そもそもamazonでは品切れですし^^;)が、下記参考程度に。



Apple Nike + iPod Sport kit MA365J/C

Apple Nike + iPod Sport kit MA365J/C

  • 出版社/メーカー: アップル
  • メディア: エレクトロニクス


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甲州街道はもう秋なのさ / RCサクセション [あの歌が思い出せない]

秋めいてきたかと思っていたら、今日は地域によっては結構暑かったかも知れません。



RCサクセションの「シングル・マン」('76)は発売後まもなく廃盤となりましたが、ファンの再発運動により4年後に再度発売されることになったアルバムです。収録曲は「スローバラード」が有名ですが、個人的には「甲州街道はもう秋なのさ」が印象深いです。

その歌詞からは詳しい状況は判りませんが、当時は何か大きな裏切りのせいで失意の底に居たのでしょうか。特に ”嘘ばっかり” と繰り返した上に絶叫するところは、清志郎の内なる激しい一面が伺えます。








清志郎が旅立って4ヶ月以上経ちますが、未だに実感が湧きません。

肉体は失ったけれど、彼は今も居る。



シングル・マン(紙ジャケット仕様)

シングル・マン(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2008/07/02
  • メディア: CD



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She's A Rainbow / THE ROLLING STONES [あの歌が思い出せない]


#0:27辺りから曲が始まります。

亡きニッキー・ホプキンスのピアノが美しい一曲です。
Apple、SONY etc. がCMで使用したこともあるので、
どなたも一度は耳にされていることでしょう。

仮面浪人時代にデーモン小暮のオールナイトニッポンで
流れたのを聴いたのが最初でした。

ストーンズはこれ以外はほぼ知りません...



シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)(紙ジャケット仕様)

シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
  • 発売日: 2008/12/24
  • メディア: CD



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子宮頸がん予防ワクチン承認へ 厚労省 [Tristeza não tem fim]

厚生労働省は、若い女性を中心に増えている子宮頸(けい)がんを予防するワクチンについて、承認に向けた手続きに入った。31日午後の薬事・食品衛生審議会部会で審議され、異論がなければ承認されることになる。ワクチンは、すでに100カ国近くで使用されているが、承認されれば国内では初めてとなり、早ければ年内にも発売される。(asahi.com より)
http://www.asahi.com/national/update/0831/TKY200908310209.html




やっとです。
毎年約7千人の方が子宮頸がんと診断され、うち毎年約2500人の方が亡くなられていますが、
このワクチンがそういった状況を救う筈です。
承認されたら、女性の皆様は必ずワクチンを接種して下さい。


もう20年早ければ...





嘗て昔話等で、「悲しみのあまり狂い死ぬ」という言い方を見たことがある。


12年前、私は悲しみのあまり気が狂ってしまった。

今も一秒一秒が苦しくてしかたがない。

これは生きている限り終わりがない。



ただ願うのは、もうどなたも同じような思いをしなくて済むようになること。
もうどなたもこの病気で死なずに済むようになること。


休日の公園を3人で手をつないで歩く親子連れ。

その後ろ姿を、ぼんやり見ていた。

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8/29(土)浅草サンバカーニバル [Samba演奏]

今年も浅草サンバカーニバルに Saude (エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ)のバテリアとして出場してきました。
下記はアレゴリア(山車)作業の一コマです。
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前日の8/28(金)に有休を取って浅草へ向かったのですが、食事を澄ませて浅草寺境内裏へ向かう際に自分の荷物を持ち上げたとき、不自然な姿勢が災いしたのか、体をピキーン!と走るものがありました。

... ぎっくり腰です。TT

学生時代はワンダーフォーゲル部だったので当時から何度か腰を痛めておりました。今回は普通に直立が出来ず不自然な姿勢になってしまうので、作業はおろかパレード参加も辛い状態でしたが、ベルトを締めて腹筋に力を入れるとなんとか持ちこたえられるので、出ることにしました。

当日の朝、Aさんより腰痛対策のコルセットをお借りし、これをしめて浅草へ向かいました。幸い今年はアレゴリア(山車)の製作作業が順調だったので直前にバタバタすることもなく、比較的落ち着いて準備が出来ました。昨年はいざ出走というときにゲリラ豪雨に打たれ、PAが使用不能に陥る等、過酷な状況でしたが、今年は天気は晴朗でそのようなことはありませんでした。
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今年のバテリア衣装は初のブラジル発注品で、やはりよく出来ています。ただ通気性はゼロで、ともすれば暑さで危険な状態にもなるので諸刃の剣です。浅草松屋前を通る頃には皆は徐々にバテはじめましたが、なんとか完走することが出来ました。
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写真提供:レオナルド博士

今年は「横浜開港150周年」をテーマとして掲げ、各アーラの衣装も斬新なデザインとともに仕上げの精度を上げ、バテリアもアクロバティックなキメを排して基本のノリを重視する方針で演奏し、結果4位(昨年6位)になりました。更に別枠の賞として「アサヒビール特別賞」も頂き、ビールが1年分(!)頂けることになりました。

但し、詳細は省きますが反省すべき点も多くあり、来年の課題として重く受け止めております。

パレードも終わり、片付け途中に撮りました。祭りのあと、暫し saudade...
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片付け後、横浜・桜木町へ戻り、打ち上げ&パゴーヂで大いに盛り上がりました。
朝には浜松に戻り投票を済ませましたが、腰痛も残っているのであとは自宅で大人しくしておりました。

いつも思う事は、当日のヂスフィーレ(パレード)だけでなく、皆と一緒に練習や準備、作業に勤しんだ日々があってこそ、喜びを実感出来るということです。喜びも苦しみも共有し、そしてそれを続けてこそ判る、サンバとはそういうものだと思っております。

みんな、ありがとう!これからもよろしく。

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